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河津町都市計画マスタープランについて | 静岡県河津町役場

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(1)
(2)

地域区分

(3)

まちなか地域

(1)地域を取り巻く環境

位置等

○本地域は河津川下流域に位置し、浜地 区、笹原地区、田中地区、沢田地区、 峰地区、谷津地区から構成されます。 ○平成22年の人口・世帯数は、4,064人、

1,629 世帯となっています。世帯数は 増加傾向にありますが、人口は近年ほ ぼ横ばいの状況となっています。

土地利用

○河津川下流域の平坦地には、まちの中心となるま ちなかが形成され、用途地域が指定されています。 河津駅周辺には、商業・サービス施設の多少の集 積がみられます。

○用途地域内では、浜地区、笹原地区において土地 区画整理事業が完了しているものの、宅地への利 用転換は遅れており、低・未利用地が多く残され ています。

○土地区画整理事業が完了した区域以外の地域では、 まちなかとしての都市基盤の整備が進んでいない ことなどから、土地利用の状況は用途地域指定時 とほとんど変化がみられません。特に田中地区で は農地が多く残されています。

○用途地域以外の地域では、谷津川沿いの山あいの 平坦地などに、古くからの農山村集落が形成され ています。また、一部の山間地は別荘地として利 用されています。

○河津浜海岸は、今井浜海岸と同様に、良好な海水 浴場として夏のシーズンには多くの海水浴客でに ぎわいます。

該当する地区 浜地区、笹原地区、 田 中 地 区 、 沢 田 地 区、峰地区、谷津地 区

土地利用に関わる主な法適用状況 用途地域(105ha)

地区計画(1箇所:11.2ha)

農業振興地域(用途地域以外の区域) 富士箱根伊豆国立公園

海岸保全区域

▲浜地区(河津城跡公園より) 市街地開発事業等 浜地区土地区画整理事業(21.3ha) 笹原地区土地区画整理事業(11.2ha) 4064 4045 4049 3947 1629 1594 1543 1451 3,800 3,900 4,000 4,100

H7 H12 H17 H22 (人)

1,300 1,400 1,500 1,600 1,700 (世帯) 人口 世帯

(4)

都市施設

○主要幹線道路の国道135号、幹線道路の主要地方道下佐ヶ野谷津線が通過しています。 ○用途地域内を中心に、幹線道路、補助幹線道路となる都市計画道路(5路線)が都市計画

決定され、土地区画整理事業区域においては整備が完了し、現在は(都)浜峰線の整備が 進められています。しかし、浜峰線を除き、土地区画整理事業区域以外の路線、区間につ いては、ほとんど整備が進んでいません。

○公共交通は、町の玄関口となっている伊豆急 行線河津駅が設置されています。また、主要 地方道下佐ヶ野谷津線、町道大堰笹原線など が自主運行バスのルートになっているもの の、運行本数は限られています。

○地域内の主要な公園として、町の特色を生か した河津バガテル公園や峰温泉大噴湯公園、 河津城跡公園、身近な憩いの場、遊び場とな っている笹原公園、河津浜児童公園が整備さ れています。また、身近な緑地として風土の 森、浜緑地帯が整備されています。

○地域内の主な公共公益施設として町役場、文 化の家(図書館)、河津中学校、南小学校、 主な観光施設として河津バガテル公園、踊り 子温泉会館、河津桜観光交流館などがありま す。

▲国道 135 号 ▲笹原公園

▲河津桜観光交流館 主な都市施設

道路・

交通施設

鉄道 伊豆急行線(河津駅) 国・県道

(2路線)

国道 135 号、主要地方道下 佐ヶ野谷津線

都市計画道路 (5路線)

浜峰線、浜谷津線、谷津峰 線、峰田中線、来の宮線

公園・

緑地

都市公園 笹原公園

そ の 他 の 主 な 公園

河津バガテル公園、峰温泉 大 噴 湯 公 園 、 河 津 城 跡 公 園、端戸山公園、河津浜児 童公園

主な緑地 風土の森、浜緑地帯

官公庁施設

町 役 場 、 文 化 の 家 ( 図 書 館)、コミュニティセンター、下 田地区消防組合河津分署、 笹原コミュニティ防災センタ ー、谷津コミュニティ防災セン ター

教育施設 河津中学校、南小学校、さく ら幼稚園、わかば保育園

その他

河津桜観光交流館、踊り子 温泉会館、河津平安の仏像 展示館

▲(都)浜峰線 ▲峰温泉大噴湯公園

(5)

都市環境

○まちなかに近接する斜面地に急傾斜地崩壊 危険区域(8箇所)、田中洞川、鍛冶屋沢川 の流域に砂防指定地(2箇所)が指定されて いるほか、まちなかの背後にある山間地の沢 や川が土石流危険渓流となっており、台風や 集中豪雨時における土砂災害が懸念されま す。また、海岸に近く、低地部であることか ら震災時の津波被害についても懸念されま す。

○河津川沿いの桜並木の美しい景観は、まちの シンボルとなっています。

○河津浜海岸は美しい砂浜からなる良好な海 辺の景観が形成されています。また、広大な 相模灘の眺望を楽しむことができます。 ○都市基盤が整備されたまちなか、昔ながらの

農山村集落地、別荘地など、様々な暮らしの 景観が形成されています。

○まちなかでは宅地化が遅れており、低・未利 用地が多く残っていることから、まちなかと しての連続性やまとまりが欠けた景観とな っています。

○豊かな自然環境とのふれあいや美しい自然 景観を楽しむことができる、河津城山ハイキ ングコースが整備されています。

災害防止に関わる主な法適用状況 急傾斜地崩壊危険区域(8箇所) 砂防指定地(2箇所)

災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域以外)(2箇所)

主な景観要素

自然の景観 (みどりと水の 景観)

まちなかを取り囲む緑豊かな山々。 風土の森。浜緑地帯。

河津浜海岸。河津浜から望む相模 灘。

河津川の清流と一体となった河津 桜の並木。

歴史・文化の 景観

来の宮神社、河津八幡神社などの 社寺。

河津桜の原木、来の宮神社の大ク ス、新町の大ソテツなどの古木、大 木。

暮らしの景観

河津駅周辺のまちなかの景観 山々、農地に囲まれた農山村集落 の景観(谷津地区など)

温泉地の景観(峰地区、谷津地区) 別荘地の景観

その他 (花や温泉など)

河津バガテル公園。かわづ花菖蒲 園。かわづカーネーション見本園。 踊り子温泉会館。峰温泉大噴湯。 豊泉の足湯処。さくらの足湯処。河 津三郎の足湯処。

河津城山ハイキングコース

▲河津川と河津桜 ▲河津浜海岸

▲河津バガテル公園 ▲河津八幡神社

(6)
(7)

(2)地域づくりの目標

全体構想及び地域を取り巻く環境等を踏まえ、地域づくりの目標を次のように設定します。

河津川沿いの河津桜の並木、美しい河津浜海岸、来の宮神社などの歴史・文化 資源、温泉、花といった多彩な地域資源に恵まれている地域です。こうした資源 は重要な観光資源としても活用されてきました。今後もこうした地域資源を大切 に守り、生かしながら、地域の魅力づくりを進めます。

河津駅や役場などの公共公益施設、観光交流施設、商業施設等が立地するまち の中心となる地域です。適正な土地利用の誘導、計画的な都市基盤の整備・充実、 各施設のネットワーク化などにより、多くの人が暮らし訪れる交流とにぎわいの ある地域づくりを進めます。

魅力ある地域資源を生かしながら、

(8)

(3)地域づくりの方針

土地利用に関する主な方針

河津駅周辺におけるにぎわいや魅力の回復

にぎわいや魅力が失われつつある河津駅周辺の商業地において、まちの中心的な商業地及び 交流の拠点として機能の充実、活力の向上を図ります。

◆取り組み◆

土地区画整理事業施行区域内における適正な土地利用の形成

土地区画整理事業により都市基盤の整った笹原地区、浜地区において、指定されている用途 地域や地区計画に基づいて、土地の適正な利用、有効活用を促進します。

◆取り組み◆

新たな商業サービス施設、観光交流施設等の立地、集積の促進 既存の商業地における空き店舗対策

街灯、ポケットパーク、ベンチなどの共同施設の設置等による快適な商業地空間づくり

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

駅周辺はにぎわいが不足している。駅周辺の開発を。

いろいろなお店が集積するような施設の立地が今の流れ。商業施設、飲食店等を集積させ る施設をつくる。

車で買物ができる施設を。

飲食店街、飲み屋街がほしい。商店の集合施設を。 買物する場所がない。いつも伊東や沼津に出かける。

河津駅前プラザの賃貸料の一部を町が負担し、使用者を増やす。(空き店舗を減らす) ポケットパークを整備しても管理が大変。各店舗の前にベンチを置く程度でよいのでは。

南中学校跡地の活用

駐車場、農地などの低・未利用地への住宅地の利用の促進 河津桜まつりの駐車場の田中地区などへの分散の検討 笹原地区計画に基づく、緑豊かなゆとりある居住環境の形成

笹原地区の主要道路((都)浜峰線、(都)来の宮線、町道笹原谷津線)沿道における、低・未利用地 への住宅及び商業サービス施設の立地の促進(沿道の利便性を生かした土地の有効活用)

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

笹原地区は土地の価格が高すぎて土地利用(宅地化)が進まない。土地区画整理地内に農 地が残っていてよいのか。

笹原地区土地区画整理事業施行区域内の土地の売買を盛んにする。町が土地を紹介するな ど、町が主体となって土地利用の促進策(住宅供給)を進める。

土地の売買が進むように看板などを立ててほしい。人が増えるのではないか。

(9)

都市基盤の整備が遅れている田中地区の計画的な土地利用の誘導

用途地域に指定されているものの、都市基盤の整備が進まず、農地が多く残されている田中 地区において、用途地域の見直しを含め、計画的な土地利用の誘導を図ります。

◆取り組み◆

浜、谷津、峰地区に形成されている温泉地や住宅地における快適な環境づくり

古くから形成されている温泉地や住宅地において、各温泉地、住宅地が抱える課題に応じた 生活基盤の整備・改善などを進め、居住環境の充実を図ります。

◆取り組み◆

(都)浜峰線沿道における、土地の有効活用を促進するための用途地域の見直しの検討。用途地域

の見直しに合わせた、沿道の利便性を生かした土地の有効活用の促進(沿道への住宅及び商業サ

ービス施設の立地の促進)

沿道以外の区域における、無秩序な開発や土地利用転換による環境の悪化の抑制。地区計画制度

の活用や民間活力の導入等による都市基盤の整備とあわせた計画的な土地利用の誘導

幅員の狭い生活道路の改善、身近な公園の整備など、生活基盤の整備・改善

都市計画道路(浜峰線、峰田中線)沿道及び主要地方道下佐ヶ野谷津線沿道の商業地における、

(10)

都市施設に関する主な方針

まちの骨格となる主要な道路の計画的な整備・改善

まちの骨格となり、日常の町民生活や活動、観光交流等を支える国・県道や都市計画道路に おいて、未整備区間や改善が必要な区間等の計画的かつ効率的な整備を進めます。

◆取り組み◆

生活道路における安全な歩行・走行の確保、緊急時への対応

歩行上、走行上危険性の高い道路や緊急車両の通行に支障のある道路など、生活道路や通学 路の整備・改善を進め、安全性・利便性の向上を図ります。

◆取り組み◆

主要地方道下佐ヶ野谷津線における、狭あい区間の拡幅や交通危険箇所の改善などの改良整備の

促進(安全性・走行性の向上)

町道大堰笹原線における、狭あい区間の拡幅や交通危険箇所の改善などの改良整備の推進

(都)浜峰線の整備の推進

その他の都市計画道路の未整備路線・区間における、計画の見直しの検討(地域活性化、観光交流

の促進、利便性の向上、防災・減災などの視点に基づく整備の必要性や実現性などの再検証)。その

結果、整備が必要な路線・区間における、重要度・優先度に応じた計画的な整備の推進。

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

県道、その他道路が狭い。(大型車両のすれ違い) 信号機が少ない。(合流地点など)

人優先が必要。歩車分離の道路の整備を。

河津は観光が柱であるため、観光を磨くことを視点に道路整備等を考える必要がある。 無駄な道路はつくらない。

50 年前に決定した都市計画道路を前提とするのはおかしい。

(都)浜峰線の未整備区間の整備は必要ない。浜峰線が近くを通過する計画の来の宮神社周 辺にはホタルが生息している。便利になることだけがよいことではない。

(都)谷津峰線は現状(主要地方道下佐ヶ野谷津線)のままでよい。都市計画道路としての 整備の必要はない。

(都)来の宮線の河津川に架ける橋を観光スポットとなるように。(憩いの場としての利用や

写真撮影ポイントなど)

各地域(集落)とまちの主要道路を連絡する町道や緊急車両の通行に支障のある町道、通学路とな

っている町道における、狭あい区間の拡幅や見通しの悪い交差点などの交通危険箇所の改善

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

(11)

公共公益施設や観光施設等を結ぶ歩行者ネットワークの形成

多くの人が利用する公共公益施設や観光施設等へのアクセスや各施設間のネットワーク等を 考慮しながら、これら施設を安全に楽しく訪れることができる歩行者ネットワークの形成を図 ります。

◆取り組み◆

交通結節点となる河津駅の利便性の向上

観光客を含め多くの人が利用する河津駅において、鉄道を利用しやすい環境を整えます。

◆取り組み◆

整備された公園の充実

既存の公園において、多くの人に利用され親しまれる公園をめざし、各公園の特色や機能等 を生かしながら魅力の向上を図ります。

◆取り組み◆

河津川の遊歩道の適正な維持・管理、都市計画道路の歩行者空間の整備等による、公共公益施設

や観光施設、歴史・文化資源等を結ぶ歩行者ネットワークの形成

河津城山ハイキングコースの適正な維持・管理

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

観光スポット周辺の道路整備を。

サイクリングや散歩で巡ることができるような魅力ある道づくり、雰囲気づくりが必要。 町内の各施設までのアクセスが不便。

浜から大堰までの平坦地を生かして、健康づくりができるような環境を。(サイクリング やウォーキング、ランニング)

魅力的な様々な資源(歴史等)があるため、その掘り起こし、ネットワーク化を図る。

駅及び駅前広場におけるユニバーサルデザイン化の促進

駅北口の整備

駅周辺への駐車場の整備

河津バガテル公園における、来園者の増加に向けた新たな魅力づくり、一年を通じて楽しむことができ

る魅力づくり

河津バガテル公園と他の観光施設などとの連携の強化、情報発信の充実

峰温泉大噴湯公園、河津城跡公園における適正な維持・管理、観光スポットとしての魅力の向上

(12)

新たな公園、憩いの場の整備の検討

地域住民や観光客の交流・憩いの場や災害時の避難場所となる公園・広場など、新たな公園・ 憩いの場の整備を検討します。

◆取り組み◆

身近な緑地、貴重な樹木の保全・活用

河津桜の並木や風土の森、来の宮神社の大クスなど、身近な緑地や貴重な樹木を保全・活用 します。

◆取り組み◆

総合グラウンドの整備の検討

来の宮神社などの歴史的資源を生かした公園の整備の検討

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

総合運動場のようなものがあるとよい。スポーツ、運動ができる場所が学校施設しかない。 公園や河原でバーベキューができるようにする。管理費等は使用料でまかなう。

川沿いの桜が伐採されている。桜の公園などの整備を。

町内に人が集まる場所(公園、寺、美術館など)があったらよい。

高齢者の憩いの場(例えば、共同風呂前にイスがあり、そこでみんなで座りながら話して いるが、そのようなイスだけでもよいので、各所に置けば引きこもりが防げる)をつくり、 無人売店などで活性化を図る。

河津バガテル公園を陸上競技場にする。

新たに公園を整備するより、既存の資源を活用する。

河津川沿いの河津桜の並木及び浜緑地帯の適切な保護・管理

河津川堤防に影響を与えない場所への、河津桜の計画的な植栽

風土の森における、自然とのふれあいの場、自然散策・四季の草花鑑賞の場としての保全・活用

来の宮神社の大クスを含めた周辺の緑地の保全

国や町の天然記念物に指定されている来の宮神社の大クス、新町の大ソテツ、河津桜の原木の適 切な保護・管理。地域の憩いの場、観光交流の場としての活用

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

河津川沿いの桜並木をメインとした充実が必要。河津桜を見に訪れるリピーターもいる。 その人たちが満足するような工夫を。

(13)

文化の家、踊り子温泉会館の機能の充実

文化の家、踊り子温泉会館の機能の充実、魅力の向上を図ります。

◆取り組み◆

文化の家における、町民の文化・芸術活動や生涯学習活動の拠点としての機能の充実

踊り子温泉会館における施設の適切な維持・管理。峰温泉大噴湯公園を含めた周辺環境の整備や

魅力づくり

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

文化的ホールがあるとよい。音楽、映画、文学など。

日帰り入浴できる温泉宿の紹介やキャラバンのサービス券の使用を OK にする。 余った温泉はどのようにしているのか。余った温泉を有効活用できないか。

(14)

都市環境に関する主な方針

地震・津波からの避難行動、避難生活への対策

沿岸部に位置することから、想定される津波規模等を踏まえ、地震・津波から地域住民や観 光客の命を守るための避難行動や避難生活に備えた防災・減災のまちづくりを進めます。

◆取り組み◆

まちなかを取り囲む良好な自然景観の保全

地域を取り囲む緑豊かな山々や相模灘に面する河津浜海岸など、豊かな自然が創り出す美し い景観を保全・継承します。

◆取り組み◆

地域(集落)ごとに、近くの山や高台などへの一時的な避難場所の確保。その避難場所へ迅速に避 難することができる避難路の確保・整備

幼稚園、小中学校からの園児、児童の迅速かつ安全な避難行動の確保

近くの山や高台への迅速な避難が困難な地域への、避難ビルの指定や避難タワー等の設置の検討 建築物の高さが 10mに制限される第一種低層住居専用地域に指定されている田中地区における、 防災・減災の視点を含めた用途地域の見直しの検討

防災拠点、広域避難場所となる町役場、南小学校の適切な維持・管理。中学校の耐震性の向上。 防災用資機材や備蓄品などの整備・充実

観光施設、観光スポットからの観光客の迅速かつ安全な避難行動の確保(観光客の避難を想定した 避難路や避難地の確保、観光客の視点に立った対策の検討)

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

裏山へ避難するための道をいくつも整備することが必要。 避難経路の看板などを細かく立てる。

ここにいたら、どこに避難すればよいかを、海抜表示のところに示したらよい。

田中地区への防災拠点となるような施設の整備。小中学校を統合し、田中地区に整備する。 (防災拠点としても位置づける)

小学校を統合し耐震補強をする。

幼稚園が下河津地域にあるため津波が心配。

津波の被害が心配なため、幼稚園・小学校を北部地域に。南小を安全な場所に移転する。

森林の適切な維持・管理

まちなかから望む城山や天領山などの緑豊かな自然景観を損なう恐れのある開発等への適切な対応 河津浜海岸の美しい景観、広大な相模灘の眺望の保全。町民やボランティアなどとの協力による、海 岸の美化活動、清掃活動の実施

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~ 統一感のある街並みづくり。(規制をかける) 山を伐採することにより景観がよくなる。

河津浜との距離感をなくして、地域の人々にもっと利用してほしい。 テトラポッドは必要なのか。(防災の視点と景観の視点)

(15)

花のまち河津を印象づける景観の保全、育成

まちのシンボルとなっている河津川沿いの河津桜をはじめ、花菖蒲やバラなどこれまでに培 ってきた「花のまち河津」を印象づける魅力ある景観の保全・育成を図ります。

◆取り組み◆

歴史・文化資源の保全・活用

古くから守り、受け継がれてきた社寺や古木等が創り出す、歴史・文化を感じさせる雰囲気 や景観を保全・継承します。

◆取り組み◆

適切な保護・管理による、河津川と河津桜の並木が一体となった美しい景観の保全

新たな場所への河津桜の計画的な植栽による、河津桜を楽しむことができる新たな景観の育成(河

川法の規制により、今後堤防に影響を与える場所への植栽ができないことへの対応)

玄関口となる河津駅周辺、河津桜観光交流館などの多くの観光客が訪れる観光施設周辺、主要な

幹線道路の沿道における花による演出や緑化の推進

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

河津川沿いの桜並木をメインとした充実が必要。河津桜を見に訪れるリピーターもいる。 その人たちが満足するような工夫を。

河津川沿いの桜を上から眺めることができるところがもっとあってもよい。 川沿いの桜が伐採されている。桜の公園などの整備を。

地域住民等との連携・協力による、来の宮神社や河津八幡神社などの歴史・文化資源の保全・継承

新たな地域の魅力づくりへの歴史・文化資源の活用の検討

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

神社などの PR が必要。

歴史マップを作成し観光の活性化を図る。

(16)
(17)

(4)地域づくりのための協働のあり方

地域づくりの方針の中から、地域や住民がより関わりを持ち、協力して進めていくことが必 要な方針について、住民や地域の役割、関わり方、協働のイメージを整理します。

地域づくりの方針 住民や地域の役割、関わり方、協働のイメージ

河津駅周辺における

にぎわいや魅力の回復

にぎわいや魅力が失われつつある 河津駅周辺の商業地において、まち の中心的な商業地及び交流の拠点と して機能の充実、活力の向上を図り ます。

○住民は、河津駅周辺の商業地に対して関心を持ち、買物 を楽しむ、商業地のイベントへ参加するなど、関わりやつな がりを持ちます。

○商業地活性化の中心的な役割を担う事業者(商店主) は、より良いサービスの提供、買物しやすい環境づくりな ど、町民に愛され、必要とされる商業地づくりに取り組みま す。

○商工会を中心として、観光や高齢者福祉等の団体、自治 会、学校等と連携・協力して、中心商業地の活性化につ いて検討するなど、みんなで活性化の取り組み、活動に 参加・協力します。

生活道路における安全な歩行・ 走行の確保、緊急時への対応

歩行上、走行上危険性の高い道路 や緊急車両の通行に支障のある道路 など、生活道路や通学路の整備・改 善を進め、安全性・利便性の向上を 図ります。

○地域として交通危険箇所や狭小幅員箇所を抽出、整理 し、町に整備・改善を投げかけます。また、拡幅に伴う土 地の提供など、生活道路の整備・改善に協力します。

○日頃から地域内の道路の状況(老朽化に伴う破損など) に対して意識を持ち、破損箇所を早期発見するなど、道 路の維持・管理に協力します。

整備された公園の充実

既存の公園において、多くの人に 利用され親しまれる公園をめざし、 各公園の特色や機能等を生かしなが ら魅力の向上を図ります。

○憩いの場や交流の場として公園を積極的に利用します。 また、多くの地域住民が利用することで見えてくる課題や 新たな要望等を踏まえ、より利用しやすい環境づくりや魅 力の向上等に向けた検討会や取り組みに参加・協力しま す。

○清掃活動や花壇等による美化活動など、公園の維持・管 理に参加・協力します。

まちなかを取り囲む

良好な自然景観の保全

地域を取り囲む緑豊かな山々や相 模灘に面する河津浜海岸など、豊か な 自 然 が 創 り 出す 美 し い景 観 を 保 全・継承します。

○住民は、恵まれた自然環境に感謝するとともに、森林の保 全活動や河川、海岸の美化活動、清掃活動等に参加・ 協力します。

○森林や河川へごみを捨てないなど、良好な自然環境、景 観の保全に対する意識を高めます。

(18)

地域づくりの方針 住民や地域の役割、関わり方、協働のイメージ

花のまち河津を印象づける

景観の保全、育成

まちのシンボルとなっている河津 川沿いの河津桜をはじめ、花菖蒲や バラなどこれまでに培ってきた「花 のまち河津」を印象づける魅力ある 景観の保全・育成を図ります。

○河津桜の保護活動や新たな植栽などの取り組みに参加・ 協力します。

○各家庭において緑化や花による演出に取り組みます。ま た、花の会による花壇づくりなどの活動に参加・協力しま す。

○駅周辺における花による演出や幹線道路の緑化活動など に参加・協力します。

歴史・文化資源の保全・活用

古くから守り、受け継がれてきた 社寺や古木等が創り出す、歴史・文 化 を 感 じ さ せ る雰 囲 気 や景 観 を 保 全・継承します。

○地域の歴史・文化にふれあい、学ぶ機会を増やすなど、 歴史・文化の保全、継承に対する意識を高めます。

○社寺や古木等の歴史・文化資源の清掃活動や説明板の 設置などの環境整備の取り組みに参加・協力します。

(19)

3 北部地域

(1)地域を取り巻く環境

位置等

○本地域は河津都市計画区域の北部に位

置し、湯ヶ野地区、下佐ヶ野地区、上

佐ヶ野地区、天川地区、筏場地区、大

堰地区から構成されます。

○平成22年の人口・世帯数は、1,305人、

418 世帯となっています。世帯数は、 ほぼ横ばいの状況となっていますが、

人口は減少が続き、平成 7 年から 22

年にかけて約400人が減少しました。

土地利用

○地域の大部分が森林や丘陵地に広がる農地となっ

ており、河津川、国道414号、主要地方道下佐ヶ

野谷津線沿いの平坦地や上佐ヶ野地区の丘陵地に、

古くからの農山村集落地が形成されています。ま

た、一部の山間地は別荘地として利用されていま

す。

○湯ヶ野地区には、「伊豆の踊子」の舞台として有名

な抒情あふれる温泉地が形成されています。

該当する地区

湯ヶ野地区、下佐ヶ 野地区、上佐ヶ野地 区、天川地区、筏場 地区、大堰地区

土地利用に関わる主な法適用状況

農業振興地域

▲湯ヶ野の集落 ▲湯ヶ野の温泉地 ▲上佐ヶ野の集落

1305 1414 1582 169 5 418 416 430 434 1,200 1,300 1,400 1,500 1,600 1,700 1,800

H7 H12 H17 H22

(人)

300 400 500

(世帯)

人口 世帯

(20)

都市施設

○主要幹線道路の国道414号、幹線道路の主要地方道下佐ヶ野谷津線が通過しています。ま

た、伊豆半島における広域交通、高速交通の軸となる伊豆縦貫自動車道の整備が進められ

ています。

○集落地内の生活道路は、老朽化に伴う破損・損傷に対する修繕などは行われてきましたが、

計画的な拡幅整備などは遅れており、ほとんどが幅員の狭い道路となっています。

○公共交通は、国道 414 号、主要地方道下佐

ヶ野谷津線が自主運行バス、町営バスのルー

トになっているものの、運行本数は限られて

います。また、上佐ヶ野地区は、公共交通の

空白地域となっています。

○地域内の主要な公園として、上佐ヶ野親水公

園が整備されています。また、鉢ノ山一帯が、

伊豆元気わくわくの森公園として、セラピー

ロードなど自然が持つ安らぎや癒しを楽し

むことができる環境が整備されています。

○地域内の主な公共公益施設として西小学校、

主な観光施設として伊豆の踊子文学碑、河津

ブルーベリーの里、伊豆元気わくわくの森公

園があります。

主な都市施設

道路・

交通施設

鉄道 ―

国・県道 (3路線)

伊豆縦貫自動車道(整備中) 国道 414 号、主要地方道下 佐ヶ野谷津線

都市計画道路 ―

公園・

緑地

都市公園 ―

その他の主な公園 上佐ヶ野親水公園

主な緑地 伊豆元気わくわくの森公園

官公庁施設 下佐ヶ野コミュニティ防災セ ンター

教育施設 西小学校

その他 国民宿舎かわづ

(21)

都市環境

○湯ヶ野地区の国道 414 号に近接する斜面地に

急傾斜地崩壊危険区域(2箇所)、佐ヶ野川、

桃ノ木沢などの流域に砂防指定地(5箇所)

が指定されているほか、集落地の背後にある

山間地の沢や川が土石流危険渓流となってお

り、台風や集中豪雨時における土砂災害が懸

念されます。

○地域内に点在する集落地では、森林や農地に

囲まれた昔ながらの農山村景観が残されてい

ます。また、湯ヶ野の温泉地では、伊豆の踊

子ゆかりの抒情あふれるまちなみの景観が残

されています。

○豊かな自然環境とのふれあいや美しい自然景

観を楽しむことができる、佐ヶ野渓谷遊歩道

や伊豆元気わくわくの森公園へのハイキング

コース、河津七滝につながる踊子歩道が整備

されています。

災害防止に関わる主な法適用状況

急傾斜地崩壊危険区域(2 箇所) 砂防指定地(5 箇所)

主な景観要素

自然の景観 (みどりと水の 景観)

地域を取り囲む緑豊かな山々。伊 豆元気わくわくの森公園。 河津川、佐ヶ野川の清流。 棚田(川津筏場地区など)。

歴史・文化の 景観

三養院、寿雲院などの社寺。 伊豆の踊子文学碑。

暮らしの景観

山々、農地に囲まれた農山村集落 の景観

湯ヶ野の温泉地の景観

その他 (花や温泉など)

踊子歩道。鉢の山森林セラピーロー ド(伊豆元気わくわくの森公園内)。 佐ヶ野渓谷遊歩道。

(22)
(23)

(2)地域づくりの目標

全体構想及び地域を取り巻く環境等を踏まえ、地域づくりの目標を次のように設定します。

豊かな自然や農地と調和した農山村集落の良好な環境、美しい風景の保全を基

本としつつ、生活基盤の整備・充実、土砂災害等に対する安全性の確保など、町

民の暮らしの安全性・快適性・利便性を高める地域づくりを進めます。

伊豆元気わくわくの森公園、河津ブルーベリーの里、伊豆の踊子の舞台となっ

た湯ヶ野温泉など、自然や農業、文学などとのさまざまなふれあい、ふるさと体

験を楽しむことができる地域です。今後もこうした地域の魅力・特性を生かしな

がら、地域の魅力づくり、活性化を進めます。

農山村の良好な環境に囲まれながら、

(24)

(3)地域づくりの方針

土地利用に関する主な方針

農山村集落としての環境との調和を基本とした土地利用の形成

森林、農地に囲まれた農山村集落としての緑豊かな環境の維持・調和を基本とした土地利用

の形成を促進します。

◆取り組み◆

集落地における居住環境の改善・向上

地域に点在する集落地において、各集落を取り巻く環境や課題に応じた生活基盤の整備・改

善などを進め、居住環境の改善・充実を図ります。

◆取り組み◆

河津町森林整備計画に基づく、森林の計画的かつ適正な管理・育成

農業振興策等との連携による、斜面地に広がる果樹園などのまとまりある農地の保全、遊休化の抑制

農山村集落の良好な環境を悪化させる恐れのある無秩序な土地利用転換、開発への適切な対応

行政、農家、農協等との協働による、鳥獣等による農作物被害への対応の強化

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

集落等から見える山林をきれいに手入れする。荒地となっているところが多い。 稲作が盛ん。もっと広げるべき。

農業従事者の高齢化、担い手の不足など、現時点においても農業を取り巻く環境は厳しい。 鹿、いのししが出る。鳥獣被害が問題。

集落地内の生活道路や用排水路などの生活基盤の改善・充実

地域住民等の参加による、上佐ヶ野地区への公共交通の導入に向けた検討

集落地内のコミュニティ(助け合い)の維持・充実、点在する各集落間の交流・連携の強化

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

農山村としての環境を守るだけでは、これまでと同じように人口減少が進んでしまう。耕 作放棄地等に町営住宅(農地付住宅など)を整備する。

緊急車両が進入できる程度の幅員を確保してほしい。

(25)

様々な体験を楽しむことができる土地活用の検討

伊豆元気わくわくの森公園、河津ブルーベリーの里、伊豆の踊子の舞台となった湯ヶ野温泉

など、地域の特色・魅力を生かし、多くの方が様々なふれあいや体験を楽しむことができる土

地の有効活用を検討します。

◆取り組み◆

森林セラピーの森、癒しの森として整備された伊豆元気わくわくの森公園の適正な維持・管理、自然

とのふれあいの場としての魅力の向上

伊豆元気わくわくの森公園の利用促進

踊子歩道、佐ヶ野遊歩道などの改善・充実による、自然とのふれあいを楽しむことができる環境づくり

河津ブルーベリーの里のような、地域の活力、都市住民等との交流を創出する新たな土地活用の検討

湯ヶ野地区における、「文学の里」としてのさらなるイメージアップ、温泉の活用

国民宿舎の見直し、代替えの検討

伊豆縦貫自動車道のインターチェンジを生かした、地域の新たな活力や交流を創出する土地活用の

検討

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

地域には魅力がたくさんある。それをいかに上手く利用するかが重要。行政や伊豆急など の協力が必要。

北部にも桜まつりの会場をつくる。

伊豆元気わくわくの森公園はあまり利用されていない。モトクロスを楽しみに来る人がほ とんど。有効活用されていなくてもったいない。マウンテンバイクやモトクロスを楽しむ グループ等を誘客して利用料をとる。

伊豆元気わくわくの森公園までバスで行くことができたら利用者が増えるかもしれない。 もっと PR も必要。

河津ブルーベリーの里は上佐ヶ野地区が運営・管理しているが、高齢化が進んでいる。今 後の運営が課題。

大きな温泉レジャー施設をつくる。温泉にふれることができる場所を複数つくる。 湯ヶ野温泉も高齢化・後継者不足の問題から旅館が減っている。また宿泊客も減少してい る。地区に起爆剤となるようなものがない。

踊子文学碑まで車で行くことができない。観光バスが近くまで行くことができれば訪れや すくなると思うが。

湯ヶ野地区に桜のスポット(名所)を整備する。

石畳をきれいに再整備するなど、歩くために湯ヶ野を訪れるような環境を整える。 歩きながら楽しむことができる温泉(温泉の歩道)、財産区の温泉の活用などを検討する。 国民宿舎の代替えを検討する。(中途半端なものをつくってもよくない。高級旅館など。) 国民宿舎は地熱発電を考えたらどうか。タービンを回して発電する。

伊豆縦貫自動車道インターチェンジ付近に噴湯をつくり、観光客を集める。

伊豆縦貫自動車道インターチェンジ周辺を活用する場合は、大きな駐車場を有する道の駅 など、大規模なものでなくては効果がないと思う。

(26)

都市施設に関する主な方針

国・県道の整備・改善

まちの骨格となり、日常の町民生活や活動、観光交流等を支える国・県道の計画的な整備・

改善を進めます。

◆取り組み◆

生活道路における安全な歩行・走行の確保、緊急時への対応

歩行上、走行上危険性の高い道路や緊急車両の通行に支障のある道路など、生活道路や通学

路の整備・改善を進め、安全性・利便性の向上を図ります。

◆取り組み◆

伊豆半島における広域交通、高速交通の軸となる伊豆縦貫自動車道の整備の促進

主要地方道下佐ヶ野谷津線の適正な維持・管理、交通危険箇所の改善などの改良整備の促進

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

国道、県道に歩道を整備する。

主要地方道下佐ヶ野谷津線と上佐ヶ野や湯ヶ野、小鍋などの各地域(集落)を連絡する主要な町道

の整備・改善

その他、緊急車両の通行に支障のある町道、通学路における、狭あい区間の拡幅や見通しの悪い交

差点などの交通危険箇所の改善

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

上佐ヶ野の道路が狭い。

(27)

地域住民の身近な公園・憩いの場の充実

既存の公園において、適正な維持・管理のもと、公園としての利用のしやすさ・楽しさ・魅

力の向上を図ります。公園・憩いの場が整備されていない地区においては、地域の状況等を踏

まえつつ、新たな公園・憩いの場の整備を検討します。

◆取り組み◆

上佐ヶ野親水公園、下佐ヶ野公園における、地域住民等との連携・協力による適正な維持・管理。

地域住民の要望等を取り入れた、より利用しやすい環境づくり

川津筏場地区、湯ヶ野地区などへの新たな公園・広場(地域住民の憩いの場、災害時における避難

場所としての機能等に配慮)の整備の検討。

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

上佐ヶ野親水公園、下佐ヶ野公園はほとんど利用されていない。下佐ヶ野公園のテニスコ ートについては、町と活用方法等について検討している。

地域全体が公園のような環境。そのため、新たな公園整備への期待・要望は少ない。 災害時の避難場所(テントの設営など)としての公園(スペース)は必要。耕作放棄地を 活用できるのではないか。

(28)

都市環境に関する主な方針

地震時や集中豪雨時における土砂災害等への対策

集落地の後背地が急傾斜となっている地域などにおいて、地震時や集中豪雨時に想定される

土砂災害等に対する安全性の向上を図ります。

◆取り組み◆

農山村の風景・雰囲気の保全・継承

恵まれた自然環境に囲まれ、農地と集落が調和している昔ながらの農山村の風景・雰囲気を

保全・継承します。

◆取り組み◆

森林の適切な保護・育成(土砂流出防備等の機能の維持)

砂防指定地、地すべり防止区域、急傾斜地崩壊危険区域などに指定された斜面地等の適切な管

理。砂防施設や擁壁工の整備などによる対策の推進

主要地方道下佐ヶ野谷津線と各地域(集落)を連絡する主要な町道における土砂災害対策

土砂災害や建物の倒壊により主要な町道が寸断し、地域(集落)が孤立した場合の避難等の対応策

の検討

広域避難場所となる西小学校の適切な維持・管理。防災用資器材や備蓄品などの整備・充実

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

土砂災害が不安。過去に水害や土砂災害等の被害にあった場所等について不安がある。 完全に孤立してしまう地域(集落)はないが、国道の寸断により町全体が孤立してしまう 心配はある。

森林、農地の適切な維持・管理、荒廃化の抑制

河津川、佐ヶ野川の自然の姿が残る美しい河川景観の保全

社寺等の歴史・文化資源の保全・継承(歴史・文化を感じることができる雰囲気や景観の保全)

良好な農山村の風景や雰囲気を損なう恐れのある開発等への適切な対応

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

良好な山の風景、川の風景。

集落等から見える山林をきれいに手入れする。荒地となっているところが多い。

(29)

湯ヶ野温泉の落ち着いた景観・雰囲気の保全・育成

伊豆の踊子ゆかりの抒情あふれる温泉地としての良好な環境、景観を保全するとともに、温

泉地が一体となって伊豆の踊子を生かした景観の演出、イメージアップに取り組みます。

◆取り組み◆

古くからの温泉宿が建ち並ぶ、昔ながらの情緒ある佇まい・雰囲気の保全(建築物等のデザインや色

彩の適切な誘導など)

森林や河津川の良好な自然景観を楽しむことができる環境の保全

伊豆の踊子ゆかりの施設、場所の保全、景観の演出

踊子歩道の改善・充実等による、自然景観や抒情あふれる温泉地の雰囲気を歩いて楽しむことがで

きる環境づくり

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

伊豆縦貫自動車道インターチェンジの建設にあわせて、湯ヶ野のイメージアップを図る。 石畳をきれいに再整備するなど、歩くために湯ヶ野を訪れるような環境を整える。 歩きながら楽しむことができる温泉(温泉の歩道)、財産区の温泉の活用などを検討する。 桜のスポット(名所)を整備する。

(30)
(31)

(4)地域づくりのための協働のあり方

地域づくりの方針の中から、地域や住民がより関わりを持ち、協力して進めていくことが必

要な方針について、住民や地域の役割、関わり方、協働のイメージを整理します。

地域づくりの方針 住民や地域の役割、関わり方、協働のイメージ

様々な体験を楽しむことができる 土地活用の検討

伊豆元気わくわくの森公園、河津 ブルーベリーの里、伊豆の踊子の舞 台となった湯ヶ野温泉など、地域の 特色・魅力を生かし、多くの方が様々 なふれあいや体験を楽しむことがで きる土地の有効活用を検討します。

○地域の魅力の一つとして、「伊豆元気わくわくの森公園」を 積極的に利用するとともに、魅力の向上に向けた取り組み や草刈などの維持・管理の活動に参加・協力します。

○地域で運営・管理している「河津ブルーベリーの里」の魅 力の向上を図ります。また、運営の継続に向けた体制や 仕組みについて検討します。

○国民宿舎の見直しや伊豆縦貫自動車道インターチェンジ 周辺の土地活用など、これからの地域の活性化や魅力づ くりについて、町と一緒になって考え、取り組みます。

生活道路における安全な歩行・ 走行の確保、緊急時への対応

歩行上、走行上危険性の高い道路 や緊急車両の通行に支障のある道路 など、生活道路や通学路の整備・改 善を進め、安全性・利便性の向上を 図ります。

○地域として交通危険箇所や狭小幅員箇所を抽出、整理 し、町に整備・改善を投げかけます。また、拡幅に伴う土 地の提供など、生活道路の整備・改善に協力します。

○日頃から地域内の道路の状況(老朽化に伴う破損など) に対して意識を持ち、破損箇所を早期発見するなど、道 路の維持・管理に協力します。

地域住民の身近な公園・

憩いの場の充実

既 存 の 公 園 に お い て 、 適 正 な 維 持・管理のもと、公園としての利用 のしやすさ・楽しさ・魅力の向上を 図ります。公園・憩いの場が整備さ れていない地区においては、地域の 状況等を踏まえつつ、新たな公園・ 憩いの場の整備を検討します。

○憩いの場や交流の場として公園を積極的に利用します。 また、多くの地域住民が利用することで見えてくる課題や 新たな要望等を踏まえ、より利用しやすい環境づくりや魅 力の向上等に向けた検討会や取り組みに参加・協力しま す。

○清掃活動や花壇等による美化活動など、公園の維持・管 理に参加・協力します。

(32)

地域づくりの方針 住民や地域の役割、関わり方、協働のイメージ

農山村の風景・雰囲気の保全・継承

恵まれた自然環境に囲まれ、農地 と集落が調和している昔ながらの農 山村の風景・雰囲気を保全・継承し ます。

○森林や農地の所有者は、適切な管理・手入れに努め、荒 れたままの状態にならないように気をつけます。

○農地や河川にごみを捨てないなど、良好な農山村の環 境、景観の保全に対する意識を高めます。また、河川の 清掃活動等に参加・協力します。

○新たな開発や土地利用転換を行う際は、良好な農山村 の風景や環境との調和に配慮します。

○地域の歴史・文化にふれあい、学ぶ機会を増やすなど、 歴史・文化の保全、継承に対する意識を高めます。

○社寺等の歴史・文化資源の清掃活動や説明板の設置な どの環境整備の取り組みに参加・協力します。

湯ヶ野温泉の落ち着いた

景観・雰囲気の保全・育成

伊豆の踊子ゆかりの抒情あふれる 温泉地としての良好な環境、景観を 保全するとともに、温泉地が一体と なって伊豆の踊子を生かした景観の 演出、イメージアップに取り組みま す。

(33)

東部地域

(1)地域を取り巻く環境

位置等

○本地域は河津都市計画区域の東部に位

置し、見高浜地区、長野地区、見高入

谷地区(一部)から構成されます。

○平成22年の人口・世帯数は、1,455人、

551 世帯となっています。世帯数は、

ほぼ横ばいの状況となっていますが、

人口は減少が続き、平成 7 年から 22

年にかけて約350人が減少しました。

土地利用

○地域の大部分が森林や農地となっています。

○地域東部(朝日台、長野)の比較的緩やかな丘陵

地、台地には、まとまりある農地が広がり、農地

の中に点在するように集落地が形成されています。

○国道135号と海岸に挟まれた海岸沿いには、旅館

や民宿などが立地する今井浜温泉地や集落地が形

成されています。また、今井浜海岸駅の背後に広

がる丘陵地、山地には、ホテルや旅館、企業の保

養施設の立地、別荘地としての利用がみられます。

しかし、バブル経済の崩壊以降、保養施設や別荘

地としての利用は減少しています。

○相模灘に面する海岸線一帯は、富士箱根伊豆国立

公園に指定されています。白砂青松の今井浜海岸

や漁港、岩場など変化に富んだ美しい海岸が形成

されています。今井浜海岸は良好な海水浴場とし

て夏のシーズンには多くの海水浴客でにぎわいを

みせているものの、その数は減少傾向にあります。

土地利用に関わる主な法適用状況

農業振興地域 富士箱根伊豆国立公園 海岸保全区域

▲見高浜の集落 179 9

1621

1539

1455 590

545 553 551

1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000

H7 H12 H17 H22

(人)

400 500 600 (世帯)

人口 世帯

資料:国勢調査(見高浜、長野、見高入谷の合計)

該当する地区

(34)

都市施設

○主要幹線道路の国道135号が海岸沿いを通過しています。

○集落地内の生活道路は、基幹農道の整備や老朽化に伴う破損・損傷に対する修繕などは行われ

てきましたが、計画的な拡幅整備などは遅れており、ほとんどが幅員の狭い道路となっていま

す。

○公共交通は、今井浜温泉、今井浜海岸の最寄り

駅となる伊豆急行線今井浜海岸駅が設置され

ています。また、国道 135 号および町道見高

入谷1号線が自主運行バスのルートになって

いるものの、運行本数は限られています。

○地域内には地域住民の身近な遊び場、憩いの場

となる公園や広場は整備されていません。

○地域内の主な公共公益施設として東小学校、東

河環境センター、主な観光施設として今井浜海

水浴場、伊豆見高入谷高原温泉などがあります。

○伊豆今井浜病院(2次救急医療機関)が完成し、

地域医療の核として期待されます。

主な都市施設

・交

鉄道 伊豆急行線(今井浜海岸駅)

国・県道

(1路線) 国道 135 号

都市計画道路 ―

公園・

緑地

都市公園 ―

その他の主な公園 ―

主な緑地 ―

官公庁施設 ―

教育施設 東小学校

その他

東河環境センター 伊豆見高入谷高原温泉 伊豆今井浜病院

(35)

都市環境

○見高浜地区と見高入谷地区に急傾斜地崩壊危

険区域(各1箇所)が指定されているほか、

集落地の背後にある山間地の沢や川が土石流

危険渓流となっており、台風や集中豪雨時に

おける土砂災害が懸念されます。また、海岸

に接する今井浜、見高浜の集落においては、

震災時の津波被害についても懸念されます。

○今井浜海岸は、白砂青松の美しい砂浜からな

る良好な海辺の景観が形成されています。ま

た、広大な相模灘の眺望を楽しむことができ

ます。

○漁港付近の漁村の面影が残る集落地や台地、

丘陵地に形成された果樹園に囲まれた集落地、

山あいの別荘地、企業保養施設の集積地など、

様々な暮らしの景観が形成されています。

○豊かな自然環境とのふれあいや美しい自然景

観を楽しむことができる、河津城山ハイキン

グコースや天城三筋山遊歩道が整備されてい

ます。

▲今井浜海岸

災害防止に関わる主な法適用状況

急傾斜地崩壊危険区域(2箇所)

災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域以外)(2箇所)

主な景観要素

自然の景観 (みどりと水の 景観)

地域を取り囲む緑豊かな山々。 今井浜海岸。今井浜海岸から望む 相模灘。

果樹園等の農地。

歴史・文化の 景観

見高神社、真乗禅寺などの社寺。 段間遺跡。

暮らしの景観

下河津漁港と一体となった漁村の 景観。

山々、農地に囲まれた農山村集落 の景観。

今井浜の温泉地(ホテル)。 別荘地、企業保養地の集積地の景 観。

その他 (花や温泉など)

伊豆見高入谷高原温泉。 河津城山ハイキングコース、天城三 筋山遊歩道。

(36)
(37)

(2)地域づくりの目標

全体構想及び地域を取り巻く環境等を踏まえ、地域づくりの目標を次のように設定します。

保養地、農山村集落、漁村の面影が残る集落などの様々な暮らしが営まれてい

る地域です。各地域(集落)を取り巻く環境や抱える課題を踏まえながら、生活

基盤の整備・充実、津波や土砂災害等に対する安全性の確保など、町民や観光客

が安全で快適に暮らし、過ごすことができる地域づくりを進めます。

海と山に囲まれた良好な環境の中で、

保養地、農山村集落、漁村の面影が残る集落などの

(38)

(3)地域づくりの方針

土地利用に関する主な方針

農地の保全

丘陵地、台地に広がるまとまりある農地を保全します。

◆取り組み◆

集落地における居住環境の改善・向上

沿岸部の見高浜の集落地や、丘陵地・台地に点在する集落地において、生活基盤の整備・改

善などを進め、居住環境の改善を図ります。

◆取り組み◆

農業振興策等との連携による、丘陵地・台地に広がる果樹園などのまとまりある農地の保全、遊休化

の抑制

観光との連携による市民農園や観光農園としての活用、農業・農村体験プログラム等の取り組みの検討

行政、農協、農家等との協働による、鳥獣等による農作物被害への対応の強化

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

みかんがおいしいのに、休んでいるみかん畑が多い。 田畑の耕作放棄地が多くなってきた。

遊休農地の活用として、農地の借り上げを行い観光農園として整備する。

畑を借りて農業をやりたい人もいる。農地の貸し借りが気軽にできるようになればよい。 耕作放棄地対策にもつながる。

見高入谷地区に農村体験ができる施設を。

サル、いのししによる畑の作物の被害が問題。鳥獣被害のために農業をやめてしまう人もいる。

集落地内の生活道路や用排水路、上水道などの生活基盤の改善・充実

建築物が密集し火災の延焼等が心配される見高浜の集落地における、幅員の狭い道路の改善、オ

ープンスペースの確保などの安全対策

空家対策

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

緊急車両の通行が困難な道路が多い。

見高浜地区の集落内の生活道路の拡幅は難しい。町道見高浜線はバス路線でもあり、拡幅 が必要。

密集地における建物建設に関する町独自の緩和措置を。

長野地区では水利の問題が一番の課題。停電時に水道が止まってしまう不安がある。 見高浜地区は昔からの良好なコミュニティが残っている。長野地区では、組によって違う が、コミュニティの薄れも感じられる。

(39)

今井浜地区における保養地・リゾート地としての良好な環境の保全・育成

美しい今井浜海岸に近く、大規模なホテルや旅館、企業の保養施設が立地する今井浜地区に

おいて、体も心も癒される保養地・リゾート地としての環境を保全・育成します。

◆取り組み◆

ホテルやペンション、企業の保養施設の立地、集積の促進

保養地としての魅力の演出、イメージアップの検討

今井浜海岸の美しい景観、広大な相模灘の眺望の保全。町民やボランティアなどとの協力による、海

岸の美化活動、清掃活動の実施

サンシップ今井浜の跡地の新たな施設の適正な管理・運営。施設を生かした地域の活性化

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

バブル期に比べ、企業の保養施設は 1/3 程度まで減少している。また、今井浜海岸の海 水浴客も減少している。

民宿組合の加盟数も 80 から 20 程度まで減少しており、イベント等の開催が難しくなっ てきている。

夏以外の今井浜海岸の利用方法の検討及び PR。

何らかの活性化が必要。開発した土地に未利用地が残されている。 海だけでなく、森林浴が楽しめるような環境の整備・活用を。

(40)

都市施設に関する主な方針

生活道路における安全な歩行・走行の確保、緊急時への対応

歩行上、走行上危険性の高い道路や緊急車両の通行に支障のある道路など、生活道路や通学

路の整備・改善を進め、安全性・利便性の向上を図ります。

◆取り組み◆

地域住民の身近な憩いの場の整備

地域内に整備された公園がないことから、各地域(集落)の状況等を踏まえつつ、新たな公

園や憩いの場の整備を検討します。

◆取り組み◆

伊豆今井浜病院の機能の維持・充実

地域医療の核としての役割を担う伊豆今井浜病院の機能の維持・充実を図ります。

◆取り組み◆

国道 135 号と見高浜や見高入谷などの各地域(集落)を連絡する主要な町道の整備・改善

その他、緊急車両の通行に支障のある町道、通学路における、狭あい区間の拡幅や見通しの悪い交

差点などの交通危険箇所の改善

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

緊急車両の通行が困難な道路が多い。

見高浜地区の集落内の生活道路の拡幅は難しい。町道見高浜線はバス路線でもあり、拡幅 が必要。

主要な生活道路の幅員は最低6mにする。(県道、町道)

東小への新たな道路の整備を。

相模灘の眺望を楽しむことができる公園、果樹園と一体となった農業公園、避難場所となるような公

園など、新たな公園・広場の整備の検討

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

公園がない。公園が少ない。長野地区に遊具、トイレが整備された公園がほしい。 見高入谷、長野地区に避難場所となるような広場・公園がほしい。テントが設営できる場所。 伊豆今井浜病院の裏の桜の活用。(公園化)

海洋公園の整備を。(アスレチック等)

三筋山遊歩道の整備。ハイキング及びマウンテンバイク。

(41)

都市環境に関する主な方針

地震・津波からの避難行動、避難生活への対策

沿岸部に位置する見高浜地区において、想定される津波規模等を踏まえ、地震・津波から地

域住民や観光客の命を守るための避難行動や避難生活に備えた防災・減災のまちづくりを進め

ます。

◆取り組み◆

見高浜地区における後背地の高台などへの一時的な避難場所の確保。その避難場所へ迅速に避

難することができる避難経路の確保・整備(土砂崩れや建物の倒壊による避難路の寸断の可能性等

の検証)

国道 135 号が津波被害や法面崩壊により寸断した場合の迂回路(代替路)の確保・整備の検討

見高入谷地区において土砂崩れ等により孤立した場合の連絡方法、避難方法などの対応策の検討

海水浴客や観光客の迅速かつ安全な避難行動の確保(海水浴客、観光客の避難を想定した避難

路や避難地の確保、観光客の視点に立った対策の検討)

災害時における救援物資等の輸送拠点としての漁港の整備、機能の確保の検討

広域避難地となる東小学校の耐震性の向上。防災用資器材や備蓄品などの整備・充実

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

見高浜地区の津波対策。

避難路の整備。避難場所へのアクセス整備。

建物の倒壊により、避難地までの避難経路が寸断してしまう心配はある。

見高入谷地区は、集落(家)が点在しており、土砂崩れなどにより孤立する可能性がある。 崩壊する恐れのある箇所のチェックや孤立した場合の連絡方法などの対策が必要。 夜間の地震・津波の発生を想定した場合、避難路への外灯(停電時を想定した外灯)の設 置が必要。

見高浜地区では、各地区で津波から一時的、緊急的に避難する場所を決めている。

第一避難場所の整備。(最終の避難場所までたどり着かないことの想定)

見高入谷、長野地区に避難場所となるような広場・公園がほしい。テントが設営できる場所。 災害時における観光客の受け入れ方法の検討。東小だけでは海水浴客の避難を受け入れる ことができない。ホテルや旅館などの協力が必要。

(42)

今井浜海岸の美しい景観の保全

今井浜海岸の白い砂浜と青い海が創り出す美しい自然景観、広大な相模灘の眺望を保全しま

す。

◆取り組み◆

漁村や農山村の風景・雰囲気の保全・継承

見高浜の漁港と一体となった漁村の面影が残る風景や見高地区の丘陵地・台地に形成された、

農地と集落が調和している昔ながらの農山村の風景・雰囲気を保全・継承します。

◆取り組み◆

今井浜海岸の美しい景観、広大な相模灘の眺望の保全。町民やボランティアなどとの協力による、海

岸の美化活動、清掃活動の実施

砂浜の侵食対策

河津城山コースの適正な維持・管理など、海辺の美しい景観や広大な眺望を楽しむことができる環境づくり

浜辺の後背地となる保養地・リゾート地における魅力ある景観の誘導

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

今井浜海岸など海がきれい。今井浜海岸は冬がきれい。

砂浜の侵食対策として、漁港にたまった砂を今井浜に移して砂浜を維持しているが、それ でも砂浜は減ってきている。

夏以外の今井浜海岸の利用方法の検討及び PR

漁港の適切な維持・管理

漁村の面影が残る佇まい、雰囲気の保全(建築物等のデザインや色彩の適切な誘導など)

農地の適切な維持・管理、遊休化の抑制

良好な農山村の風景を損なう恐れのある開発等への適切な対応

~地域まちづくり検討会議での意見・アイデア~

港をもっと整備したい。今のままではもったいない。 漁村体験ができる漁港に。

船着場の整備を。(砂がたまるため。その他の船着場が必要)

田畑の耕作放棄地が多くなってきた。

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(1)原則として第3フィールドからのアクセス道路を利用してください。ただし、夜間

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工事用車両の走行に伴う騒音・振動の予測地点は、図 8.3-5 に示すとおり、現況調査を実施し た工事用車両の走行ルート沿いである道路端の